前回は「転職偏差値ランキング(外資製薬メーカー編②)」でしたが、
今回はその続きとして第2回をお届けします。
転職偏差値ランキング(内資製薬メーカー編)
偏差値 | 企業名(外資製薬メーカー) |
70 | 中外製薬※ |
65 | 該当なし |
62 | 武田薬品 |
60 | 該当なし |
58 | アステラス、エーザイ、協和発酵キリン、第一三共、田辺三菱 |
55 | 大塚製薬、小野薬品、塩野義製薬、ジャパンワクチン※、大日本住友、MeijiSeikaファルマ、 |
50 | 科研製薬、杏林製薬、トーアエイヨー、大正富山、大鵬薬品、鳥居薬品、持田製薬 |
45 | エフピー、大塚製薬工場、キッセイ、興和創薬、トーアエイヨー、日本化薬、日本ケミファ、日本新薬、日本製薬、久光製薬、ヤクルト |
40 | あすか製薬、クラシエ、サンド、三和化学研究所、ゼリア新薬、千寿製薬、武田テバ、日東メディック、扶桑薬品、ポーラファルマ、三笠製薬、陽進堂、わかもと製薬 |
※内資/外資の峻別について
中外製薬社、ジャパンワクチン社は今回内資製薬メーカーとして記載しております。
中外製薬社、ジャパンワクチン社は今回内資製薬メーカーとして記載しております。
第1位は中外製薬社、第2位は武田薬品社と位置づけさせて頂きましたが、
今回は第3位以下も見てみたいと思います。
3位は大手内資製薬メーカー。偏差値60は該当社なし。


順当なランキングとも言えますが、少し偏差値としては低いのかなと思うのですが。
その点はどうでしょうか?
その点はどうでしょうか?

これは外資製薬メーカーの方と比較した時とのバランスでこのようにランキングして背景があります。

どうしても領域的にゼネラル担当的なイメージが拭えず、また、メンタルタフネスの面を比較すると差が歴然と言えます。
良い意味で内資なのですが、外界に出た時の強さはあまり無いと言えます、、、。
良い意味で内資なのですが、外界に出た時の強さはあまり無いと言えます、、、。

確かに、このランキングのメーカーが米系外資製薬メーカーの中でバリバリ仕事をするイメージは持てないですもんねぇ、、、。
では、4位集団以下についても触れたいと思います。
4位はゼネラル領域中心の準大手内資製薬メーカー。

4位集団はどうしてもゼネラル領域色が強く、専門領域も持ち合わせているのですが、特殊で汎用性が無い場合や人物面・メンタルタフネス面において3位集団より一歩二歩下がっていると評価しました。

なるほど。何となく分かる気がします。

人物面の評価しては、何と言いますか、“公務員的な方”が多いのも特徴です。
今の企業にいる分には良いですが、外の世界で活躍する方は少なく、ギャップに苦しむ方が多い印象もあります。
今の企業にいる分には良いですが、外の世界で活躍する方は少なく、ギャップに苦しむ方が多い印象もあります。

転職の場面で、“福利厚生”とか重視しそうな気がします。

まさにそうですね。苦笑。
5位以下:人物面に疑問符・特に男性MRは…。

5位以下に関しては、現在のMR転職市場において求められる領域経験が少ないという点が挙げられます。

整形、呼吸器、オンコロジー領域など評価されそうな領域もありそうですが、、、。

確かに、整形領域で言えば、リリー社で筋骨格領域の募集があれば評価はされるでしょう。
また、呼吸器で言えば、GSK社などで呼吸器領域の募集があれば評価されると言えます。
ただし、現状ではそれらの求人がなく、MR転職市場において評価される領域とは言えないですね。
また、呼吸器で言えば、GSK社などで呼吸器領域の募集があれば評価されると言えます。
ただし、現状ではそれらの求人がなく、MR転職市場において評価される領域とは言えないですね。

そうですね、、、オンコロジーと言ってもジェネリック領域に近かったりもしますしね、、、。

あと、最も顕著な点は、“人物面”です。
個人的なここ10年間での評価になってしまうのですが、人物面が非常に弱いと言えます。
個人的なここ10年間での評価になってしまうのですが、人物面が非常に弱いと言えます。

あぁ、、、それは分かる気がしますね、、、。
地方公務員的な感じの方が多いですよね。
地方公務員的な感じの方が多いですよね。

特に、“男性”は厳しい方が多いですね。
逆に、“女性”は人物面評価の高い方が多いという反比例現象が見られます。
逆に、“女性”は人物面評価の高い方が多いという反比例現象が見られます。
ジェネリック・漢方・眼科・輸液領域は軒並み低評価。

外資製薬メーカーのランキングの際にもお伝えしましたが、“ジェネリック、漢方、眼科、輸液領域”はMR転職市場では評価されにくく、転職の際には苦労するケースが多いです。

確かに、一般的な新薬MRとMR活動内容がそもそも異なりますしね、、、。

これらの方々はコントラクトMR経由でステップアップを目指すのが良いと思っています。
ただし、今の転職市場では、コントラクトMRでさえ難しいと言われる場合もあります。
ただし、今の転職市場では、コントラクトMRでさえ難しいと言われる場合もあります。

そうなのですね、、、。
たしかに、配属プロジェクトによって難しい場合もありますものね。
たしかに、配属プロジェクトによって難しい場合もありますものね。
今回は、昨今のMR転職市場の流れを汲んだ上で、
結果的にこのようなランキングとさせて頂きました。
外資製薬メーカーの転職偏差値ランキングと比べて如何でしたでしょうか?
内資と外資の大きな差としては、
・内資=ゼネラル領域的な要素が強い
・外資=専門領域的な要素が強い
という製品ラインナップ面の特徴があり、
・内資=安定志向、公務員的志向、メンタル面での弱さ
・外資=上昇志向、メンタルタフネスさ
という人物面的な特徴があり、その差がランキングにも現れています。
この転職偏差値ランキングが、実際のMR転職市場で直結する評価ではないですが、
やはりある程度は意識しておくことが必要ではないでしょうか。
人事や、エージェントからすると、ここに所属している方ということで、
どのような先入観的で見られているのか。
その評価を覆し、貴方は一味違う存在だと認めさせることが大事です。
特に、内資中小メーカーの男性諸君には奮起を促したいですね!!
それでは、また数年後に、転職偏差値ランキングは更新させて頂きます。
今後のキャリアにお困りの際には、下記をご利用下さい。
個別サポート講座:「キャリア相談コース」
個別サポート講座:「キャリア相談コース」
糖尿病や中枢神経、免疫、オンコロジー領域の経験ある方もおられ、メーカー名自体のブランド力とともに第3位集団に位置づけさせて頂きました。